やさしく整える、からだとこころ。

当院について

■ 当院の施術方針

当院では、中国伝統医学の理論に基づき、鍼と灸を用いて経穴（ツボ）と経絡の働きを整え、気血・藏府・陰陽のバランスを調和させることで、身体の不調を根本から改善していきます。

中国伝統医学では、経絡がスムーズに通り、気血が調和し、藏府が協調して働く状態を「健康」と捉え、これらの乱れを「病」と考えます。施術は、このバランスを回復させることを目的としています。

■ 当院の特徴

太和堂鍼灸院では、鍼が気に触れる際に生じる「得気（酸・麻・脹・重などの響き）」を重視しています。
中国伝統医学では、この得気の有無が施術効果に大きく関わるとされるため、刺激はやや強めではありますが、患者様の状態に合わせて適切に調整いたします。

院内イメージ
清潔で落ち着いた個室空間にて、
安心・丁寧な対応を心がけています。

適応・お悩み

肩こり・腰痛・慢性的な痛み

頭部　»»»　頭痛、めまい、難聴、耳鳴り。

肩首　»»»　ストレートネック、朝のこわばり、寝違え、頚椎病、（慢性）肩こり、五十肩。

腰背　»»»　（慢性）腰痛、ぎっくり腰、椎間板ヘルニア。

腹部　»»»　生理痛、生理不順、尿漏れ、便秘、消化不良。

全身　»»»　打撲、捻挫、筋肉の損傷、四肢の麻痺や痛み等。

側頭部の頭痛施術例を詳しく読む

自律神経・睡眠の質・気分の安定

生活リズムの乱れやストレスに伴う不調（寝つきの悪さ・中途覚醒・不安感 など）、自律神経失調症・高血圧・不眠症、生活習慣病や不定愁訴に対して、体質・症状に合わせた鍼灸で自律神経のバランス調整と巡りの改善を図ります。

あわせて、呼吸・入浴・運動など日常の整え方も個別にご案内し、無理のないセルフケアを支援します。

脳卒中後のリハビリ支援・認知症・BPSD・コロナ後遺症

醒脳開竅法は、天津中医薬大学・石学敏教授が体系化した、脳血管障害（脳卒中）後の機能回復支援を目的とする鍼灸手法です。国内では牧田総合病院および附属の牧田はりきゅう治療室が正式認可を受け、当院院長は同施設で研修・実地指導を修了のうえ臨床に活用しています。

当院が導入している「三焦鍼法」は、天津中医薬大学・石学敏教授の弟子である韓景献教授が“三焦気化失調─老化相関論”の仮設を元にまとめた“益気調血・扶本培元”を主とした技法で、認知症・認知症予備軍、メンタル不調、新型コロナ後遺症などにも有用性が期待される施術法です。
国内では一般社団法人老人病研究会が中心となって活動しており、当院院長は同会より三焦鍼法Gold-QPD認定鍼灸師として認定されています。

三焦鍼法について詳しく読む

WHO（世界保健機構）で定められている鍼の適応症について詳しく読む---公益社団法人　全日本鍼灸マッサージ師会より

項目

鍼とお灸の他に、座薫よもぎ・吸い玉（カッピング）・かっさ等は、お身体の状態に応じて使い分けます。

• 鍼（はり）

  鍼（はり）

  鍼で経穴・経絡に刺激を与え、疏通経絡、扶正袪邪、調和陰陽などの作用により、気血の巡りと藏府の働きを整えます。太さ・本数・刺激量は体質や証に合わせて調整します。

• 推拿（すいな）

  推拿（すいな）

  手技で筋・経穴・経絡に刺激を与え、扶正袪邪、行気活血、舒筋通絡、調整藏府などの作用により気血の巡りと藏府の働きを整えます。手法と刺激強度は体質や証に合わせて調整します。

• 艾灸（お灸）

  艾灸（お灸）

  温熱で経穴を温め、温経通絡、袪寒除湿、扶陽固脱の作用により、冷えや巡りの滞りを穏やかに整えます。棒灸・透熱灸、座薫など状態に応じて使い分けます。

• 拔罐（吸い玉）

  拔罐（吸い玉）

  袪風散寒、行気活血、袪湿排毒、疏通経絡などの作用により、体調を整えます。痣のような痕ができますが、その色や状態で邪気の種類や体調の判断にも繋がります。痕は数日で薄れて消えます。

• 刮痧（かっさ）

  刮痧（かっさ）

  専用の板で皮膚を擦り、活血化瘀、解表散熱、疏通経絡などの作用により、体調を整えます。痧と呼ばれる痣のような痕ができますが、数日で自然に薄れて消えていきます。

• 健康相談

  健康相談

  症状・体質を中国伝統医学的に整理分析した上で、セルフケアを中心とした飲食・運動・感情面などをアドバイスします。

• 体質測定

  体質測定

  中国伝統医学では、人の体質は先天的な素質と、後天の飲食・起居（生活リズム）・情志（メンタル）など多要因の影響を受けると考えます。体質が異なると、 詳しく読む

  
  
• 運動療法

  運動療法

  安全な可動域内のエクササイズやストレッチを提案。施術効果の維持と再発予防を支援します。中国伝統気功を見る―Youtubeより